「心/S/サ」ライナーノーツ
この度3枚組シングルというわけのわからんものをリリースすることにしました。
3枚同時リリースではありません。DVD付きでもありません。
法外に高い価格設定でもありません。儲かりません。特に対して意味はありません。
強いて言えば、みなさんに手間をかけてCDを聴いて欲しいということくらいです。
いいCDができたので皆さんに聴いてもらいたいです。
どうか3回、ディスクを出し入れしてください。
<心盤>
速さ…★★★★★
キャッチーさ…★★★★★
不安さ…★★★★★
ライブ感…★★★★★
歌いやすさ…★☆☆☆☆
-ライナーノーツ-
このCDの中で恐らく一番に聴いてもらうことになるであろう曲です。
私の曲の中でもたぶんBPM速めな曲の上位に入ってくることだろうと思います。
とにかく皆さんにはやく聴いて欲しくて、私自身もリリースをすることが待ち遠しくありました。
PVもしっかり私の案を採用してもらって、映像の大部分が静止画です。
お手軽なこのご時世に、なるべく手間のかかることを敢えてやっていきたくて、そしてなるべく無駄の無いシンプルなものに作ったつもりなので、つまんないものにできあがっちゃったかそうでないか、ある意味では賭けと言える作品です。
速さ…★☆☆☆☆
エモさ…★★★★★
体調の悪さ…★★★★★
タイトルの長さ…★★★★☆
コードの覚えやすさ…☆☆☆☆☆
-ライナーノーツ-
まだ十代の頃につくった曲なんですが、これを書いた時期はむちゃくちゃな創作意欲の塊みたいな感じで生きていました。なので、風邪をひいて熱がズコーーーンと高いにも関わらず、頭が冴えて曲が書きたくて、これを書き上げたように覚えています。
まさに熱で、溶けるように熱かったことからこういう歌詞とこういうタイトルがついて、内容もまんざらそのままリアルな現状を歌っているんだと思います。
劣等感とか自己嫌悪にさいなまれて、愛しているものすら素直に愛することがままならないのは悲劇です。
同じような思いを抱えたことがある人が果たしているのかわからないけど、そういう思いを持つ人にこの曲が出会えたならば、とてもうれしいです。
3枚の中でも心盤は、生感を持たせたままのパッケージを意図してつくっています。
どちらもライブでお届けできることがたのしみな1枚です。
<S盤>
とち狂ってさ…★★★☆☆
恥ずかしさ…★★★★★
助けてほしさ…☆☆☆☆☆
助けてあげたさ…★★★★★
英語力…★☆☆☆☆
-ライナーノーツ-
一時期、歌詞を縦書きで書き始めることにはまっていて、「変革の気、蜂蜜の夕陽」に次いで書いたのがこれです。縦書きに書き始めたくせにサビは英詞です。多分他に英詞の曲はこれまで一切ありません。
私は英語がしゃべれません。でも確か、どうしてもサビのメロに対して日本語の歌詞がはまらなくって、こうしたんだと思います。
今現在聴くと、自分でもほんのり恥ずかしくて汗が出てくる一曲になりました。その点では助けてほしくなりますが、実際には大切なひとに「つらいときはすぐに助けを呼ぶこと」と歌っています。
ノスタルジーさ…★★★★☆
実際の曲の古さ…★★★★★
出来上がりまでの早さ…☆☆☆☆☆
弾き語りしやすさ…★★★☆☆
いい曲さ…★★★★★
-ライナーノーツ-
恐らくこの6曲の中でいちばん古くに作った曲だと思います。
私は基本的にデモをつくるときは、間奏も構成も含めたフルコーラスの弾き語りを、歌詞まで全部完成した状態で作るのですが、この曲はなぜだか最初のデモが、1コーラスしかない状態で、その後もフルまでつくるのにかなり寝かせて、さらにアレンジも寝かせて、実際のRECまでにはもう何年越しになったんだろう?というくらい寝かせ(ちゃっ)た1曲です。
岡本仁志さんのアレンジがとてもいいので、私自身気に入っているし、アルバムの中では歌の持ってる力が特に強い1曲かなと思います。
今となっては書けない曲だと思います。
<サ盤>
リボンの騎士さ…★★★☆☆
女の子に聴いてほしさ…★★★★★
生っぽさ…★★☆☆☆
遠距離感…★★★★★
某携帯電話会社のCMに使って欲しかった感…★★★★★
-ライナーノーツ-
離れている恋人たちのことを思って書きました。
私自身苦手だなと常々想う、「信じること」をテーマにしていて、信じることで人は強くなれるとか、なにかを守るとか、そういう一見ありきたりだけど、私にとってほんとに憧れることを歌っています。
ここしばらくずっと、ピアノを迎えて二人でお届けするスタイルのライブを数多くやってきていて、この曲なんかは特に、ピアノ1本と歌のみで映える…、しかもしっとりではなくアグレッシブに映えることを意識してつくりました。
この3枚の中では唯一の、何度もライブでもやってきた1曲であり、さらにアレンジも加わって、ライブとはまたぜんぜんちがった表情を持つ1曲となりました。
セカオワさ…☆☆☆☆☆
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTさ…★☆☆☆☆
嶽本野ばらさん…好き
大切な人を大切にしたさ…★★★★★
終末っぽさ…★★★★★
-ライナーノーツ-
今までずっと使い古されてきた「世界の終わり」というフレーズで一曲書きました。歌詞の中にも「大地震」というワードが出てくるのですが、実はこの曲は3.11よりもずっとずっと前に書きあがっていたのを、日本中で不安を抱いている人たちが山ほどいる、そんな状況もあって、今までずっとリリースせずにおりました。
でも、この曲が持ってるメッセージはもっと前向きなもので、しあわせなものであって、今だったらみなさんにお届けできると思ったし、私自身好きな曲でもあります。
こういう時代だからこそインディペンデントなやり方で音楽を届けていきたいと思うし、しかも、それは決してアンダーグラウンドな方向ではなくて、対世界で、大きな視野を持って届けていきたいと思っています。
この3枚組シングルというまどろっこしいもので、みなさんのとっておきのお気に入りとなるならば、私はとてもうれしく思います。